インピーダンス平面上で信号を見る渦電流探傷試験
DEFECTOSCOPのモジュールは、汎用型渦電流探傷装置の標準的なパラメータをすべて使用し、測定データをインピーダンス平面上に表示します。 エキスパートモードで使用中は、利用可能なパラメータのリストを簡単にカスタマイズし、検査プログラムに保存することができます。 さらに、お気に入りの設定を定義することで、次回からモジュールを素早く起動させることができます。 エキスパートモードからオペレーターモードに切り替えると、パラメータリストとシステム設定が編集用にロックされ、時間と労力を節約できます。
オプションとして、複数の周波数を検査プログラムに追加し、さまざまな渦電流の浸透深さで並行して検査を実施できるようにすることも可能です。 周波数の色表示は任意に調整できます。
回転している被検査部品あるいはハンドヘルド回転プローブを用いた記録は、高解像度のCスキャンで直接表示できるため、検査領域を簡単に評価し、その全てを文書化することができます。 あるいは、渦電流信号の生データを記録し、後にワークステーションのコンピュータで評価するためエクスポートすることもできます。
利点の概要
- 回転、HF(高周波)、LF(低周波)アプリケーションなどによる渦電流探傷は、お客様独自のセンサーまたはFOERSTERが目的に適合させたセンサーを使用して、さまざまな検査タスクを解決します。
- Cスキャン: ハンドヘルド回転プローブからのデータを高解像度のCスキャンで表示可能です。
- 最大8つの周波数による多周波検査で、材料におけるさまざまな浸透深さでの欠陥を1回の測定で確認したり、周波数混合によって干渉を低減することができます。
- 凍結させた渦電流データの後処理: 渦電流信号を凍結し、後からゲイン、位相、ハイパスフィルター、ローパスフィルターなどのパラメータを編集できます。
- 幅広い選択肢がそろったプローブ: パラメトリックプローブ、トランスフォーマープローブ、ブリッジプローブなど、多様なセンサーの接続が可能です。
テクニカルデータ
| 周波数範囲: | 4 Hz ~ 20 MHz 1 Hz刻みで調整可能 |
| 多重周波数: | 最大8周波並列 |
| 最大出力電流: | 400 mA (ピーク時) |
| チャート: | x/y、t、x/y + t、Cスキャン |
| しきい値: | 直線、円、ボックス、セクター |
| 凍結モード: | 信号を凍結し、ゲインや位相などのパラメータを調整可能 |